サワー種の保存

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サワー種はだいたい毎日継がないといけませんが、
旅行や仕事などでどうしてもしばらくお世話できないこともあります。
期間が一ヶ月を超えますとちょっと難しいかもしれませんが、
一週間や二週間でしたら半乾燥状態にして冷蔵庫に入れておくことで
なんとか保たせることができます。
先月末に辻調のスクーリングで5日間ほど留守にしたときにもこの方法を使いました。
方法は簡単です。
まずサワー種の2倍のライ麦粉を混ぜて捏ねます。
私の場合今回種が40gでしたので80gのライ麦粉を混ぜました。
ボウルでしばらく握るように捏ねていますとそのうちそぼろ状と言いましょうか、
さらさらの砂のような状態になってきます。
これが上の写真の状態です。
このときにあまり大きなダマができるとよろしくありませんので
なるべく細かくなるように最後はできるだけ指先でほぐすようにします。
あとは清潔な容器に密閉して冷蔵庫に入れるだけです。

戻す方法も簡単です。
まずは追加したライ麦粉の半分の量を目安に水を加えて混ぜます。
今回は80gのライ麦粉を入れてますので40gの水を加えて混ぜました。
粉気が無くなればいいのですが、粉が残るようでしたら
様子を見ながら少しずつ水を足して混ぜます。
水を足し過ぎてベチャベチャにならないように気をつけてください。
全部混ざりましたら急な温度変化を避けるために
またしばらく冷蔵庫に入れておきます。
数時間様子を見て室温に出します。
あとはいつも通り一日一回継いでいけば大丈夫です。
最初の数日はあまり元気が出ませんが、
しばらくするとまた元のようにプクプク膨らむようになってきます。

私はこの方法で2週間くらいまでしか試したことはありませんが、
人によりますと一ヶ月くらいまでは大丈夫と言う人もいます。
しばらく留守にするときや、毎日継ぐのに疲れたときなどに
一度お試しを!
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またまたライ麦100%パン

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前回は少し小麦粉を混ぜてみましたが、
今回は再度ライ麦粉100%で焼いてみました。
ただ、サワー種だけではふくらみに不安がありましたので
わずかにインスタントドライイーストを加えました。
サワー種はいつもと同じ三段階仕上げです。

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発酵の様子です。今回はうまくふくらんでひび割れが見えます。
焼き上がりは一番上の写真です。
今回は側面にひび割れができましたが、
表面にはあまりひび割れはできませんでした。
焼くたびに表情が違うのがまたライ麦パンの面白いところです。

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ところで、最近オーブンを一つ買い足しました。
下のが10年以上前から使っているオーブンで、上のが新しいものです。
買った値段は3万円以下ととても安いのですが、
パンを焼く人にとっては面白いオーブンです。
サンヨーのEMO-TS30Bという機種なのですが、
まずワンショットスチームが使えます。
業務用ほど景気良く出るわけではありませんが、
それでも焼成中に好きなときにスチームが出せる機種は珍しいと思います。
そしてコンベクションオーブンではない為に派手な焼きむらはできません。
業務用オーブンと同じく上火下火で加熱します。
上火下火はそれぞれ独立して調整はできませんが、
今回のライ麦パンのようなハード系のパンを焼くのには
なかなか便利なのではないかと思います。

やはりオーブンが二台あると便利です。
一台ですと、二種類以上のパンを作っていると、
ちょっとタイミングを間違えると焼成待ちで
次のパンが過発酵なんてことがよくありましたが、
二台あるとその心配がなくなります。
このサンヨーのオーブンは安くて焼き上がりも特に問題ないのですが、
焼成中にタイマーを変更できないってのだけが難点です。
あと5分延長したいってのができません。
とりあえず長めにセットして様子をみるってことで調整しています。
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辻調通信教育製パン技術講座スクーリング09/08

大阪で二回目の辻調通信講座のスクーリングがありましたので参加してきました。
非常に充実した素晴らしい内容でした。

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前回は最終日のみの参加でしたが、今回はちょっと無理して休みを取りまして、
五日間全日程に参加しました。
ちなみに前回のスクーリングの記事はこちら
毎日のスケジュールはほぼ同じで、朝9時半から夕方4時過ぎまでかけて
3〜4種類のパンを作っていきます。
その間、12時から1時くらいの間で30分ほど食事タイムになります。
昼食は辻調の先生が日替わりメニューでパンを使った料理を作ってくださいますが、
これまた手の込んだ料理で毎日お昼ご飯が楽しみになってきます。


1日目(09/08/24)

** パン・トラディショナル
** テーブルロール(手ごね・機械ごね)
** 菓子パン(中種)(あんパン・クリームパン・メロンパン・クッキーパン)
** 山食パン
担当:宮崎先生

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1日目は講習で、実習はありません。
2日目以降に実習する内容をまずは先生が解説しながら
作ってみせてくださるという感じです。
先生の作業テーブルの上には大きな鏡があって、
それで先生の手元の動きは全て見ることができ、それに加えて
ビデオカメラで手元を写して左右の天井モニターで確認できます。
また、途中生地は随時一部取り分けて全員に回してもらえますので、
実際に触ってみて状態を確認することもできます。
ただ、たくさんの種類のパンを同時進行で作っていきますので、
よく気をつけていないと今どのパンの作業をやっているのか
わけが分からなくなってしまいます。

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↑初日のランチです。ちょっとパンがずれてしまって
写真がきれいに撮れませんでした。しかもスープを取り忘れている・・。

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↑毎日のランチメニューはこのように食材等の説明を貼ってくれて、
また、作ってくださった先生が料理の内容を解説してくださいます。

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↑この日に焼き上がったパンたちです。ここには写っていませんが、
これに山食パンが加わります。
フィリングも餡以外は全てその場で作りましたし、
テーブルロールの手ごねもかなり頑張っておられましたので
宮崎先生さぞかしお疲れだったのではと思います。
先生どうもありがとうございました。


2日目(09/08/25)

** パン・トラディショナル(ストレート法)
** テーブルロール(機械ごね)
** 山食パン
担当:浅田先生

今日から白衣を着て実習です。
今日は私のグループは今日は浅田先生が担当してくださいます。
浅田先生は話し始めると結構going my wayな感じで
止まらなくなっちゃいますが(笑)、
丸めのやり方や麺棒の使い方の説明など非常に丁寧でよく理解できました。

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↑テーブルロールの成形の説明です。このときの生地の厚さで
焼き上がりがどれくらいふっくらするか決まります。

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↑今日のランチです。香草の入ったサラダに冷製ポタージュスープと
サンドイッチ。
何のサンドイッチだったかな??忘れちゃいました(笑)。

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↑山食の焼き上がりです。

今日難しかったのはやはりバゲットの扱いでした。
ストレート法だと私が触るとどうしても生地がシワシワになってしまいます。
明日のポーリッシュ法だともっと生地がしっかりして扱いやすくなるそうです。


3日目(09/08/26)

** パン・トラディショナル(ポーリッシュ法)
** テーブルロール(手ごね)
** パン・ド・ミ(角食)
担当:松坂先生

松坂先生はクールでとても真面目な先生でした。
広く深い知識をお持ちで説明もとてもよく分かります。
ミキシングの終点は音で分かるとおっしゃったのにはビックリしました。

今日はテーブルロールの手ごねがありました。
慣れている方はどんどん生地がまとまっていって、
バンバンと叩きつけ始めますが、私はなかなか・・。

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↑今日のランチです。今日のパンはナンでした。
メニューはもちろんカレーです。本場インドの香辛料の組み合わせだそうですが、
量は半分程度で作ってあるそうです。
それでも辛いの苦手な私は全部食べられませんでした。
でもタンドリーチキンも美味しかったし
もちろんナンもとても美味しかったです。

今日の写真はなぜかこれ一枚だけ(笑)。
カメラはずっとポケットに入れているのですが、
作業を追いかけるのに必死で写真を撮るのをすっかり忘れてしまっているのですよね。

ポーリッシュ法のバゲットは確かに昨日のストレート法よりシワになりにくく
扱いやすかったです。
ただ、業務用のでっかい強力なオーブンで焼くと、
少々成形がアレでも見た目問題ないんじゃないの?
って感じに焼き上がってきますので、
昨日のものと仕上がりの違いはそんなにはっきりは分かりません。
でも香りはやはりポーリッシュのほうがはっきり出てました。


4日目(09/08/27)

** カイザーゼンメル
** パン・ヴィエノワ
** ツォップ
担当:宮崎先生

4日目になるとさすがに疲れがたまってきました。
スパイラルミキサーを見つめていると目が回ってひっくり返りそうになります。
歳のせいだと思いますが・・(笑)。
実習は朝9時半から夕方までほとんど立ちっぱなしで休む暇はありませんので
普段一日中座って仕事している私には結構応えました。
とりあえず体鍛えなきゃいけませんね。
宮崎先生は一見おとぼけキャラに見えますが(失礼)、
実はとても経験豊富で、難しい作業もいとも簡単にやってしまわれます。
同じ事を自分でやろうとしてみてもなかなかできないんですよね。

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↑今日のランチです。今日は本格的なハンバーガーです。
もちろんパテからなにから全て手作りだそうです。
とてもジューシーで美味しかったです。
スープはたくさん豆が入っていました。えんどう豆だったかな??
忘れてしまいました。

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↑ヴィエノワの焼き上がりです。
クープは深めに入れたほうが焼き色のコントラストがしっかりついて
見た目がきれいになります。

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↑↓ツォップの焼き上がりです。

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↑下から二列目の右から四つ目は最後の編みを失敗しているので
私のだと思います(笑)。

写真を撮り忘れましたが、
カイザーゼンメルは窯入れ直前に霧吹きすることで、
きれいに花開きます。


5日目(09/08/28)

** シュヴァイツァーブロート
** ハードトースト
** 菓子パン(中種法)(あんパン・メロンパン)
担当:伊藤先生

さていよいよ最終日です。
体力もなんとか持ちこたえました(笑)。
今日担当してくださる伊藤先生はとても気さくで話しやすく、
みんなの質問にも丁寧に答えてくださいます。
生徒の目線に立ってくださいますのでとても身近に感じられる先生でした。

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↑今日の工程表です。毎日このスケジュールに従って作業を進めていきます。

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↑今日のランチはヴィエノワのサンドイッチです。
やっぱりヴィエノワはサンドイッチにするととても美味しいですね。
中身はソーセージとチキンでしたっけ??忘れました(笑)。
ソーセージも手作りだとおっしゃってたような違うような・・。
スープはタバスコを使ってましたっけ??(誰に聞いてるんだろう(笑))
とても美味しかったのですが、スープは私にはちょっと刺激が強力で
全部飲みきれませんでした(ごめんなさい)。

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↑あんパン、メロンパンの焼き上がりです。
実はこの写真は、出来上がりの良いものを全部みんなで分けて、
残ったパンたちです。
きれいなのは撮影し忘れましたのでとりあえずこれを撮らせてもらいました。

あんパンの成形はもちろん丸い形なのですが、
私はひそかに楕円と三角と四角のものも作ってみました。
発酵中に形は崩れるだろうなとは思っていましたが・・・

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↑楕円形に成形したものです。
真中下側に口のようなシワがありましたので、
目玉になるようにケシを左右二カ所に付けました。
ETなあんパンですね。

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↑三角に成形したものです。
もはや三角には見えませんが、何となく栗の形に。
先生曰く、栗の形のものはケシを下1/4に付けて栗の実を模すようにして、
中には栗餡を入れるとよいのだそう。なるほどなるほど。

四角のものは写真はありませんが、
出来上がりはほとんど丸と見分けがつかなくなってしまいました。

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↑シュヴァイツァーブロートの焼き上がりです。
大きさが違ってくるのは丸めの強さの違いが影響してくるのだとのこと。
表面がしっかり張っていると空気をよく保持してよく膨らむのだそうです。

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↑実は余り生地で作った小さなパンが混じっていたのですが、
ひそかにこの子にクープを一本多く入れてみました。
窯入れのときにスリップピールから転がった時にはどうなるかと思いましたが、
無事に焼き上がったようです。
持って帰ろうと思って探したのですが、
どうやら検食用に持っていかれてしまったようです。残念。

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↑ハードトーストの焼き上がりです。
窯から出したときには頭の山もつるつるすべすべですが、
時間が経つと写真のようにパリパリと表面が割れてきます。
持って帰って朝食にトーストしてバターを塗って食べてみましたが、
これは本当に美味しかったです。
近々自宅でも作ってみます。

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↑最終日のメンバーです。真中の王様が伊藤先生です(笑)。

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↑スクーリングに参加するともらえる記念品です。
右の白いのが今回のもの、左のグレーのが前回のものです。

いやいやそれにしても非常に充実した5日間でした。
無理して休みを取ったかいがあったというものです。
どうして前回も無理してフル参戦しなかったのかすごく後悔してしまいますが、
卒業生用に年に一回講習会があるとのことですので、
また来年はそちらのほうに参加したいと思っています。

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↑今回のスクーリング修了証です。

スクーリング中は、焼き上がったパンは結構多くの量持ち帰りになります。
私のように遠方から参加していますと、このパンをどうするかというのが
大きな問題になりますが、私は毎日宅急便(クール冷凍)で自宅に送りました。
少し送料はかかりますが、頑張って作ったパンですので
とても処分してしまう気にはならず送ることにしたわけです。
自宅に戻ってみますと、割といい冷凍状態で保存されていまして、
少しずつ解凍して毎日家族で食べています。
宅急便の営業所ですが、辻調の学校を出て右へ行き(製菓製パンの場合)、
突き当たりを左にしばらく行くとあります。
私はここで箱を買ってホテルの部屋で詰めてまたここに出しに来てました。
夕方6時までに持っていくと即日出荷してもらえます。
また私の宿泊していた天王寺都ホテルでは、
翌日出荷でもよければ一晩レストラン用の冷凍庫で冷凍保存してくれて、
次の日の集荷で出してもらえるそうです。
一日遅れてもよければホテルに頼むのもいいかもしれません。
この先スクーリングに参加予定の方がおられましたら
参考になさってみてください。

さて、月曜からまた日常に戻ります。
今回のスクーリングでお世話になりました先生方、スタッフの方々、
一緒に受講したメンバーの皆様、大変お世話になりました。
またこの先も情報交換などできるといいですね。
私もこの体験をいかして、いいパンが作れるように精進します♪

(p.s.辻調の先生方の写真はblogに掲載することの確認をいただきました)
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ライ麦パン再挑戦

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一週間前にライ麦パンを焼いて不完全燃焼に終わりましたが、
今日再挑戦してみました。
サワー種の元は先週と同じもので、毎日かけ継いできたものです。
仕上げは同じく三段階仕上げです。
ただ、材料、作業工程は少し変更しました。
かなり軟弱ではありますが、ライ麦100%をあきらめ、ライ麦90%と小麦10%にしてみました。
しかもサワー種だけでの発酵もあきらめ、発酵補助に生イーストも少量加えました。
最初のこだわりはどこへやら…、まぁとりあえずふくらむものを作ってみようというわけです。
今回は前回のみちえさんのサイトに加えてZopfの店長さんの書かれたも参考にしてみました。

材料は…
ライ麦粉 260g
小麦粉 40g
サワー種 200g
レストブロート(パンの残り物) 20g
塩 8.4g
生イースト 4g
水 242g
はちみつ 10g

作業工程は…
1:ボウルにレストブロートを小さくちぎりながら入れて
水を入れてふにゃふにゃになるまで待ちます。
2:サワー種と生イーストを入れて混ぜて溶かします。
3:残りの材料を全部入れて5分ほど捏ねて5分ほど休ませます。
この間に発酵カゴにライ麦粉の打ち粉をふりかけておきます。
4:表面をきれいに丸めて発酵カゴに入れて薄くライ麦粉をふります。
5:約30分暖かいところで発酵をとります。
前回はここで全くふくらまず、5時間以上待つことになりましたが、
今回は生イーストのパワーでしょうか30分ほどで少しふくらんで
表面に割れ目も見えてきました。最終的に1時間ほど発酵させました。
6:230度で焼成スタートして、最終的に200度まで順次下げながら
合計で55分間焼きました。

出来上がりが上の写真ですが、今回は前回のように大爆発もせず、
まずまず思い通りのヒビ割れができました。
薄めにスライスして食べてみますと、
しっとりとしていて適度な酸味があってとても食べやすかったのですが、
ライ麦パン好きな人にはちょっともの足らないかもしれないと思いました。
でもこれでもライ麦パンが苦手な妻に試食してもらうと
くせが強くて食べられないそうです。
とりあえず今回はまぁまぁ満足なものが焼けました。
近々ライ麦100%にも再チャレンジしてみようと思います。
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ライ麦100%パン

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ライ麦パンを焼いてみようと思い立ってサワー種を起こしてみました。
ライ麦は小麦と性質が違って、酸性のサワー種を使わないとパンを作ることができません。
サワー種というのはいわゆる天然酵母の一種で、ライ麦粉と水を捏ねて
暖かいところに置いておくとできます。
もちろん一日一度酵母のご飯になるライ麦粉と水をあげてお世話しないといけませんが…。

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↑これが3日目の様子です。
中からブクブクと気泡が出てきているのがわかります。
実はサワー種を起こすのはこれが二回目で、一回目は3日目にカビが生えてしまって
失敗しました。
原因は少し古いライ麦粉を使ったためだろうと思って、
今回は新しく買ってきたライ麦粉で再挑戦したところ成功しました。
忘れないように経過を記録しておきます。
5/17 日 01:00 仕込み(ライ麦全粒粉50g+ぬるま湯40g+ヨーグルト小さじ1/4)
5/18 月 01:00 継ぎ1回目 少し泡(前日生地+ライ麦全粒粉50g+ぬるま湯45g)
5/19 火 01:00 継ぎ2回目 結構泡(前日生地20g+粉50g+水45g)
5/20 水 01:00 前回生地100g+ライ麦全粒粉53g+ぬるま湯27g
↑この時点で一応サワー種の元(アンシュテルグート)が完成ですが、
さらに数日継いでいくと発酵が安定してきて酸っぱい香りに加えて
芳香が感じられるようになります。
5/21 木 01:00 前回生地100g+ライ麦全粒粉53g+ぬるま湯27g
5/22 金 01:00 前回生地100g+ライ麦全粒粉53g+ぬるま湯27g
翌日土曜日にパン焼きの時間ができそうですので金曜からサワー種の仕上げを始めます。
今回は三段階仕上げ法でやりました。
5/22 金 20:00〜02:00(アンフリッシュザワー作り)
前回生地(アンシュテルグート)50g+ライ麦全粒粉90g+ぬるま湯90g
5/23 土 02:00〜12:00(グルントザワー作り)
アンフリッシュザワー20g+ライ麦全粒粉80g+水67g
12:00〜16:00(フォルザワー作り)
グルントザワー120g+ライ麦粉150g+ぬるま湯190g
↑ここの4時間でサワー種が完成するはずなのですが、なぜかふくらんできませんでした。
出来上がりの見極めは生地がふくらんで表面にひび割れができてくることなのですが、
全くふくらんでくる様子がありません。う〜ん失敗の予感…。
とりあえずもう中断できませんので失敗を覚悟の上で先に進みました。

「ロッゲンフォルコンブロート」ライ麦全粒粉100%のパンを焼きます。材料は…
サワー種(フォルザワー)345g
ライ麦全粒粉240g
ぬるま湯100g
蜂蜜15g
塩8g
キャラウェイ少々

作り方は…
1:キャラウェイ以外の材料をボールに入れて10分間捏ねて10分間休ませます。
2:キャラウェイを混ぜた打ち粉で生地を丸めて打ち粉をしたカゴに入れて、
ふくらんで表面に割れ目ができてくるまで待ちます。
↓カゴに入れた状態です。

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↑この工程は約1〜2時間ほどのはずなのですが、全くふくらんでくる様子がなくて困りました。
結局17時にカゴに入れてなんと5時間半、22時半まで待ちました。
↓22時半の様子です。

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↑全くふくらみませんが表面に少し割れ目が見えるような気がしますので焼成に入ることにしました。
3:230度で20分その後210度で35分、合計55分焼きます。
焼き上がった姿が一番上の写真です。
ヒビ割れができて見かけはライ麦パンらしいのですが(ちょっと爆発気味?)、
これでいいのかどうか全く分かりません。

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↑これが切ってみた断面です。
食べてみると中はしっとりしていてライ麦パンらしい酸味もあって、
スライスチーズを載せるととても美味しいと思いました。
でも生地がふくらまなかったというのは恐らく失敗しているのだろうと思います。
サワー種はその後毎日ライ麦粉と水で継いで今もプクプクと元気そうにしています。
失敗の原因が分からないのでどうしていいか分からないのですが、
とりあえず近々もう一度トライしてみようと思います。
ライ麦100%のパンは作るのも難しいし、恐らく買う人もあまりいないと思いますので
地方のパン屋さんではまず売っているのを見たことはありません。
食べようと思うと通販で買うか自作するしかないのですよね。
次回うまくいったらまた報告します。
今回の一連の工程はみちえさんのサイトを参考にさせていただいています。
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広島アンデルセン

ゴールデンウィークはたいてい広島に遊びに行きます。
我が家は広島カープのファンですので年に一度の聖地巡礼という感じでしょうか。
もちろん野球も観戦しましたが、
広島には私の大好きな広島アンデルセンがあります。
1年ほど前に改装したときに大きな石窯を設置したそうで、
直径が3〜4mくらいありそうな回転式の石窯がありました。
お店のパンは全てこの石窯で焼くそうです。
とりあえず帰りに気になったパンを全部(トレー二枚分)買ってきましたので、
忘れないうちに記録しておこうと思います。

↓アンデルセンカンパーニュ:スライスしてあるものを買いました。これで1/4の大きさです。
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↓赤ヘルサンライズ:やはりカープの街。赤ヘルデザインのメロンパンです。
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↓完熟レーズンとクルミの赤ワインブロート:1/4サイズです。生地に赤ワインを混ぜていてとても香りが良かったです。
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↓クロワッサン
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↓エトランゼ:デンマークバターを使ってしっとりと焼かれています。
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↓フィグ&ピーカン:ドライイチジクとピーカンナッツのパンです。面白い形ですね。
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↓広島サワーブレッド:1/4サイズです。よく覚えてないのですが、広島のお酒から発酵種を作って
発酵させて作ったと書いてあったような気がします。
ライ麦も入っていて酸味もあり、今回買ったパンの中で一番ドイツパンに近い味がしました。
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↓マカダミアナッツブロート:全粒粉の生地にマカダミアナッツとカレンズが入っています。かなり美味しかったです。
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↓イングリッシュマフィン:アンデルセンではオーガニック素材で作ったパンを
グリーンブレッドと呼んでいます。このマフィンもそうです。
自家製のルヴァン種と天然水で冷蔵発酵させて作るそうです。
わずかに天然酵母の酸味があって美味しいです。
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↓プンパニッケル:いわゆるドイツのライ麦100%の黒いプンパとは違って、食べやすくアレンジされています。
アンデルセン独自の製法で作られていて、小麦粉も配合されています。
プンパは本来10〜20時間ほど蒸し焼きにしますが、アンデルセンでは3時間ほどで焼き上げるそうです。
酸味も少なく、黒いプンパが好きな人にはちょっともの足らないかもしれませんが、
これはこれでまた美味です。
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↓レ・セーグルトン:レーズンがぎっしり詰まってもちもちした生地がとても美味しいです。
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↓タートル:期間限定品だったかな??編みパンでカメをデザインしています。子供が喜んで食べました。
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↓石窯食パン:1/2で買ってみました。美味しかったです。多分ルヴァン種を使っているのでしょう。わずかな酸味があって中はもっちりしています。
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私がパンを選んでいる間待たされた妻と子供は
買いすぎだとブーブー言ってましたが、
多分私が一人で買いに来ていたらこの倍は買って帰ると思います。
しかしこれでも冷凍庫は満タンですが^^;。
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オレンジのライ麦パン

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クオカでパン材料を見ていたら美味しそうなオレンジピールを見つけたので
早速生地に混ぜてパンを焼いてみました。
このオレンジはスペインのバレンシアオレンジの皮を
細かく刻んで時間をかけて漬け込んだものだそうで、
ほどよい甘さと爽やかさがなんとも美味しいパンができました。
珍しく家族にも評判が良く、初めてアンコールが出た記念すべきパンになりました。
自分でもかなり気に入りましたのでまた近々焼いてみます♪。

忘れないように材料を。

フランス粉 510g   85%
ライ麦粉 90g   15%
インスタントドライイースト 6g  1%
塩 12g  2%
モルトパウダー 3g  0.5%
砂糖 24g  4%
無塩バター 36g  6%
水 400g  66%
オレンジピール 200g  33%
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クロワッサン リベンジならず

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実はクロワッサンに挑戦して二回目なのですが、
やはり前回と同じ失敗で撃沈。
どうしても折り込み用のバターが生地の中で切れてバラバラに砕けてしまいます。
↓こんな感じ。

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生地の中の砕けたバターが見えますでしょうか?
一度目に作った時は、よく分からないまま冷蔵庫から出したままのバターを
使いましたので、まぁ切れて当然だとは思うのですが、
今回はバターに少し薄力粉も練り込んで、十分に柔らかくしてから折込みを
始めたのですが、やはり結果は同じでした。
バターと生地の温度、固さも慎重に調整したつもりなのですが、
どうしてこうなってしまうのか原因が全く分かりません。
また不思議なことに、ネット検索してみても
同じように失敗してる人があまり見つからないのです。
何か決定的なミスをしているのかなぁ・・・。

前回もそうでしたが、しかたがないのでバター粉砕のまま成形して焼成しました。
写真を見ると分かりますが、クロワッサン特有の生地の層が見えません。
半分はバトンショコラを入れてチョコクロワッサンにしたところ
子供が喜んでペロリと食べてしまいました。
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ナショナルデパート

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高速料金が安くなったことですし、岡山の後楽園に桜を見に行ってきました。
瀬戸大橋は橋を往復するだけでなんと9000円近くかかるというバカバカしい橋だったのですが、
それが片道1000円になりますと、気軽に岡山へ遊びに行ってみようかと思うようになります。
途中で立ち寄った香川県内のサービスエリアでも岡山や山口、島根、神戸などの
普段見かけないナンバーを付けた車がたくさんいました。

後楽園の近くにはナショナルデパートという不思議なパン屋さんがあります。
前から気になっていましたが、ちょうどいい機会ですので立ち寄ってみました。
お店の前まで行きますと、残念ながら閉店時刻を過ぎたところ・・・
出直そうかな、と思いながらお店の中を覗いたりしていましたら、
中からドアを開けてくださいました♪。
ナショナルデパートはパン屋とは言っても食パンやクリームパンはありません。
あるのは巨大なカンパーニュだけです。
数種類の巨大なカンパーニュを切って量り売りするパン屋さんです。
お店のサイトからいくつかの商品名と材料を紹介します。

「アプレミディ」
小麦粉、 ドライフルーツ( ストロベリー、キウイ、パパイヤ、マンゴー、パイナップル、アップル、 ) 塩、紅茶、パン酵母。

「紅いもと栗」
小麦粉、 栗甘露煮(砂糖使用)、紅いも(九州109号)、 塩、パン酵母。

「ロシアンティールーム」
小麦粉、 ドライフルーツ( ストロベリー、キウイ、パパイヤ、マンゴー、パイナップル、アップル、 ) 塩、紅茶、パン酵母。

「ラフィンディヴェール」
小麦粉、 ドライいちじく、くるみ、カシューナッツ、ヘーゼルナッツ、ロースト亜麻仁、 塩、パン酵母。

「抹茶さつまいも」
小麦粉、さつまいも甘露煮(砂糖使用)、抹茶、塩。

「ショコラバナーヌ」
小麦粉、ドライバナナ、くるみ、ココアパウダー、塩、パン酵母。

パンには砂糖や油脂、乳製品、卵を使っていないそうですが、
大きく焼くことで水分が逃げにくくなっていて、
食べても固いという印象はなく、むしろ柔らかいと感じます。
また、抹茶やココアパウダーや紅いもなどを使っていて
とてもカラフルで一見菓子パンのように見えるかもしれませんが、
パン自体は全然甘くはありません。
そのプレーンなカンパーニュにさつまいもや栗の甘露煮、
色んなドライフルーツがちりばめられていて
パンのような、お菓子のような、なんだか不思議な食べ物になってます。
上の写真は8種類のカンパーニュが一切れずつ入っているのですが、
価格は税込み1050円です。
普通にパンだと思えば高いと感じるでしょうが、
ここでしか買えない独自の商品だと思えば納得できる人も多いのではないでしょうか。
最近高円寺に週末限定の販売所を出して、店主秀島さんと奥さんは
毎週岡山と東京を往復しているそうです。
関東のみなさんも是非一度お店に立ち寄って試食なさってみてはいかがでしょうか♪。

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↑後楽園の桜です。ミツバチ君のおしり、分かりますでしょうか?
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ひまわりの種のライ麦パン

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メアコンブロートという色んな穀物や種が入ったライ麦パンが大好きなのですが、
入っているものの中でもひまわりの種がとても香ばしくて美味しくて
これを使って自分でライ麦パンを焼いてみようと思って挑戦してみました。

この手のハード系の直焼きパンは家庭用オーブンの一番苦手とするところで、
なかなか苦労されている方も多いと思います。その理由は・・
・オーブンのパワー
・スチーム
・スリップピール
この三点にあるのではないでしょうか。

最近は家庭用オーブンにスチームオーブンという過熱水蒸気で調理するものが出ていますが、
パン焼きに必要なスチームはこれとは違います。
この手のパンを焼くときにはたいてい生地をオーブンに入れる前と入れた後に
オーブンの庫内にスチームを入れますが、
業務用のオーブンではスチームボタンを押しますと
ワンショットで庫内に充満するくらいスチームが発生します。
生地の表面が少し濡れるのが分かるくらいのスチームが出ないと
フランスパンのように表面をパリパリに仕上げるのは難しいと思います。
では家庭用オーブンではどうするか、ですが、みなさん色んな工夫をなさっているようです。
パンを載せる天板以外にもう一つ小石をたくさん入れた天板を熱しておいて
生地を入れるときにそこにお湯をかけて蒸気を発生させるとか、
霧吹きでひたすらシュコシュコやるとか、
中にはスチームアイロンで蒸気を庫内に入れる方もおられます。
今回私は霧吹きを使いましたが、結果はあまり良くなかったようです。

スリップピールとは生地を直接オーブン内に滑り込ませる道具です。
例えば食パンは型に入れて焼きますので型ごと手で持って入れられます。
クロワッサンやクリームパンのようなパンは天板の上で生地を最終発酵させてから
予熱したオーブンに天板ごと入れます。
しかし直焼きパンは200度以上に熱したオーブンの床に直接生地を載せて焼くわけです。
焼く直前の生地は非常にデリケートで直接手で持って入れることは不可能です。
そこで登場するのがスリップピールなのですが、
もちろん家庭用オーブンにスリップピールは付属していませんし、
お店で売ってもいません。
そこで作りました。
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↑分かりますでしょうか。ちりとりのような形です。
ホームセンターで薄い合板を買ってきてのこぎりで切って作っています。
細くなっているところが手で持つところです。
使い方は・・
まず広くなっているところにクッキングシートを貼ります。
貼るとはいってもクッキングシートにセロテープはくっつきませんので
私は上の方だけ輪ゴムをかけて軽くとめるだけにしています。
これで十分役目は果たせます。
そのクッキングシートの上にさらにもう一枚クッキングシートを置きます。
こちらのシートは入れる生地の大きさに合わせて切っておきます。
この上に投入する最終発酵が終わった生地を載せるわけです。
生地を載せてクープを入れたら取っ手を持って熱した天板の上に静かに傾けます。
生地はシートに載ったままスリップピール上のシートの上を滑って天板に移動するわけです。
これで生地に手を触れることなく熱々の天板の上に直接生地を載せることができます。

あとは上手く蒸気を入れて焼ければいいのですが、
家庭用オーブンは業務用に比べて庫内が狭いですので、
生地や蒸気を入れるために扉をちょっと開け閉めするだけで
すぐに庫内の温度が20度、30度すぐに下がってしまいます。
そしてパワーが弱い分、元の温度に戻るまでにも時間がかかってしまうわけです。

まぁこうした壁をなんとかクリアしながら焼くのがまた楽しみでもありますし、
実際家庭用オーブンで見事なバゲットやカンパーニュを焼いてる方もおられますので
私も負けずに精進したいと思います。

※今回のレシピ(ベイカーズ%)
強力粉 90
ライ麦粉 10
インスタントドライイースト 1.0
塩 2
モルトパウダー 1.2
砂糖 4
ショートニング 6
水 66
ひまわりの種 30

MIX7分→↓ショートニング→MIX7分→↓ひまわりの種MIX2分
こね上げ27度→1発酵28度90分→パンチ→発酵30分
→成形ナマコ→2発酵28度60分(発酵カゴ)→蒸気焼成250度7分
→200度32分
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