XK-EVOLUTION心斎橋街角LIVE

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今年も行ってきました。
去年に引き続き二回目の、大阪は心斎橋のパルコ前での
河合代介さんのハモンドオルガンソロライブです。
去年の記事はこちらこちら
今年はレスリー122XB二台を使っていて、
去年以上にアーケードにオルガンの雄叫びがこだまして大迫力でした。
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14時からと15時半からの約30分のセット二回の演奏でしたが、
演奏が始まるとどんどん人だかりができ始めて、
前回同様に河合さんの楽しいトークと見事なパフォーマンスを
みんなたっぷりと楽しみました。
曲目ですが、前回はジャズとファンクが半々くらいだったと思いますが、
今年はジャズのほうが多かったように思います。
最近発売された河合さんのライブCDに収録されている曲も
何曲か聴くことができました。
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上の写真はXK-1とレスリー3300の組み合わせで演奏する河合さんです。
(右側手前の黒いスピーカーが3300です)
今年はXK-EVOLUTION+レスリー122XB×2とXK-1+レスリー3300の
2セットのオルガンが用意されていて、
河合さんは両方のオルガンを行き来しながら演奏されていました。
私はもうすぐ発売されるこのレスリー3300を目当てに行ったのですが、
今回の目玉は実はもう一つありました。
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上の写真は試作モデルの20鍵ペダルボードです。
XPK-200と書かれてありますが、正式名称かどうかは聞き忘れました。
これはXK-1のセットのほうに組み合わされてまして、
1オクターブでは足らないけど2オクターブは大きすぎるという人にピッタリサイズです。
見た瞬間かなり欲しくなってしまいました。
最後に私もXK-1のほうのセットを少し試奏させていただきましたが、
鍵盤のスプリットとドローバーの設定さえ事前にきっちりメモリーに
セットしておけば、XK-1一台とXPK-200の組み合わせで十分ライブで
使えるのではと思いました。
もちろんスプリットすると使える鍵盤数が限られますが、
音的にはXK-3と比べて何ら遜色ないと感じました。
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どちらのオルガンに座っても全く同じ迫力で演奏される河合さんは
やっぱり凄いと思いました。
私は演奏中ずっと前から横から後ろからうろうろしながら聴かせていただきましたが、
一流プレーヤーの演奏をこれだけ間近で見られるライブは他に無いと思います。
いやぁ行って良かった。ものすごく勉強になりました。
今回河合さんのCDの即売も行われていましたが、
3300の上に積み上げられていたCDはファーストセット終了時にほぼ売れてしまって、
セカンドセット終了時には完売だったのではないでしょうか。
お買いあげの方にはもちろん河合さんがサインしてくださいましたよ。

明日9/25は京都のル・クラブ・ジャズで小野みどりさんと河合さんの
ツインB-3でライブがあります。お近くの方は是非どうぞ♪。
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新曲追加しました

作品集に「Make Believe !」という曲を追加しました。
今年に入ってからはなかなか時間が取れませんでしたので、
空いた時間に少しずつ少しずつ録音しては編集し、やっとできました。

この曲は、弦ありブラスセクションありの結構大編成のバンドをシミュレートしています。
構成パートの大部分はコンピュータで編集しながら作ってますが、
オルガンとギターとシンセリードだけは私が生で弾いたそのものを使ってます。
特にオルガンのAメロとアドリブソロの部分はXK-3をオールドレスリー122で鳴らして生録してます。
ただうちのレスリーは非常にノイジーで、後でイコライザーでノイズを除去するのにかなり苦労しました。
実はローターホーンを高速回転している部分に風切り音の大きなノイズがまだ残っているのですが、
これを取ろうとするとオルガンの音質が変わってしまうのでしかたなく残してます。
ヘッドフォンで聴いてみると、ババババ…と
まるでヘリコプターのような音が入っているのが分かると思います(^^;。
プロの人はいったいどうやってレスリーを録音しているのだろう??

この曲は元々ボーカルバンド用に歌モノとして作ったのですが(実際ライブでも演奏しました)、
どうもしっくりこなくて、それならばと今回インストモノとして作り直しました。
まだまだ手直ししたい部分はたくさんありますが、
きりがないのでこの辺で一旦完成ということにします♪。

QuickTime Playerを埋め込んでみました↓。
もしよろしければ聴いてみてくださいね。

「Make Believe !」
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LIVE AT BURGLAR

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注文していた河合代介さんの新譜LIVE AT BURGLARが届きました。
なんと言ってもライブ録音というのがいいですねぇ。
スタジオ録音と違って修正も編集もできませんからプレイヤーの実力が現れてきます。
今回はギターレスのドラムとのデュオですからなおさらオルガンの実力も要求されますし、
また素のオルガンサウンドを堪能することもできます。
また、地方在住者がなかなか行くことのできないBurglarの雰囲気も一緒に味わうこともできて嬉しい限りです。

収録されている曲は耳なじみのあるスタンダードが中心で、
河合さんならではのセンスの良いアレンジが加えられて
アーシーでスウィンギーな演奏に仕上げられています。
最初このCDを再生して音が小さいと感じられた方もいらっしゃるかもしれませんが、
これは恐らく河合さんの判断でコンプレッサーをあまりかけずにマスタリングされたのではないでしょうか。
最近のポピュラー系のCDはコンプレッサーで波形を潰して音量を稼ぐように作られるものが多いですが、
こうするとダイナミックレンジがなくなってしまってノッペラボウの音楽になってしまいます。
特にジャズやクラシックではこのダイナミックレンジを広く使った表現が非常に重要になってきますので
このアルバムのようなマスタリングが私は好きです。

ドラムのトミーキャンベルとのコンビネーションも抜群で、
お互いにリラックスして演奏する様子が伝わってきます。
日本にこういう素晴らしいオルガン奏者がいて積極的に活動されているというのは
実に喜ばしいことだと思います。
東京在住の方は頻繁にライブを聴けて羨ましいです。
私と同様地方在住のオルガンファンの方は是非ご一聴を。

ところで、このアルバムに関して二つの疑問があります。
まず一つ目は3曲目の曲名です。
アルバムには「Mack The Knife」とありますが、Mack The KnifeってMoritatとも呼ばれるあの曲ですよね?
♪ミ・ソ・ラ〜ラってやつ。
でも演奏されているのはこれとはメロディーもコード進行も違う別の曲なんです。
もしかして同名異曲があるのでしょうか?

もう一つはレスリーについてです。
クレジットには122を使用と書かれてますが、122ってfast、slowの2スピード仕様のはずなんです。
でも演奏を聴いているとfastだけの1スピードに聞こえるんですよね。
つまりslowの部分がなくて、高速回転していない部分は回転が止まっているように聞こえます。
さらに、fastでもローターのトップスピードが遅く感じられます。
(実際うちの122のfastはもっと速いです)
これはもしかして河合さんがお好みでそのように調整されているのでしょうか?
あるいはBurglarのオーナーのお好みで調整されているのでしょうか?

この二つの私の疑問をどなたか解決してくださいませ(笑)。
はもはものえりさんの記事にトラックバックします。
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