河合さんソロライブin姫路 (09.03.22)

久しぶりにオルガン関係エントリーです。
昨日姫路で行われました河合さんのソロライブに行ってきました。

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場所はJR姫路駅近くの歯科医院の二階にある音楽サロンで
約100名ほど収容できる落ち着いた雰囲気の会場でした(もちろん満席)。
今回河合さんはご自分で運んでこられたA100と32Hを会場の真中に設置して
そのオルガンの周りを取り囲むようにイスを並べるというスタイルで演奏されました。
オルガンから数十センチのところからもうイスが並んでいますので、
前に座っておられる方は時折河合さんの手元や足下をのぞき込みながら楽しんでおられました。
また今回河合さんは世界でも非常に珍しいレスリー32Hを持ち込まれるということで
楽しみにしていましたが、それはそれは素晴らしい音で鳴っていました。
上の写真のオルガンの奥のレスリーが32Hです。

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休憩時間中に近づいて写真を撮ってみました。
キャビネットのプレートを見ますと21Hと書かれていますが・・、

32H2381.jpg
実は箱だけ21Hで中身は全て32Hのものがインストールされているそうです。

32H2383.jpg
↑周りの目を気にせず床に這いつくばって撮ってみました(^^;。
見てください。アンプにしっかり32H(Series3)と書かれています。
それにしても50年代のモノとは思えないほどキレイなアンプです。

14時にミディアムテンポのミスティでスタートして途中休憩を挟んで
17時頃にアンコールのミモザで終わるまで、
たっぷりと河合さんの素敵な演奏と楽しいお話、
そして32Hの濃密な音を楽しむことができました。
やっぱり行って良かったです^^。

そうそう今回XK-3cと2101mk2のセットも用意されていまして、
河合さんは一曲だけこのセットで演奏されました。
ビックリしたのは2101mk2の低音再生能力です。
最初私はサブウーファーがあるのだろうと思って探したのですが、
なんと2101mk2だけで鳴らしていたのだそうです。
どうしてこんな小さなスピーカーからこんな重低音が出るのだろうと
不思議なくらいベース音が豊かに再生されていました。
そのうちライブでオルガンを使うようになったら3300をと思っていたのですが、これだけ鳴るとちょっと迷いますね。
なんといっても2101mk2は普通に運べますので。
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ひまわり

福原美穂さんってご存じですか?
オフィシャルサイトはこちらです。
私は全く知らなかったのですが、今朝テレビで歌っている姿を見かけて
そのままテレビの前に釘づけになってしまいました。
なんだか鷲づかみにされたような感覚です。
もしかして凄い歌手??
唄っていたのは「ひまわり」↓という曲です。
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BURGLARが…

河合代介さんのブログからの情報によりますと、
先日Organ Jazz倶楽部ができるまで東京で唯一のB-3常設店であったBurglar
残念ながら2006年12月26日で閉店になるそうです。
オルガン好きの人間ならば関東に住んでいなくてもたいていこのお店の存在は知ってますし、
河合さんがこの前LIVE AT BURGLARというこのお店でのライブアルバムを
出されたばかりでした。
私もいつか行ってみたいと思ってましたので本当に残念です。
河合さんのBurglarでの最後のGIGはもう終わってしまいましたが、
まだ最終日には金子さんのGIGもあるようですので、
行ける方は是非行かれてみてはいかがでしょう。
ライブスケジュールはこちらに書かれています。
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使ってますか?DP5

dp5.jpg
DigitalPerformerがバージョン5になってしばらく経ちますが、
どうもバグがいくつかあって、私はまだ4.61を使っています。
本日5.11のアップデータがリリースされましたので早速試してみましたところ、
私にとっての致命的なバグの一つが修正されていました。
私がどうしてもDP5を使えない致命的なバグの一つとは、
スタンダードMIDIファイルを読み込むとエクスクルーシブデータの
二桁目が消滅するというものです。
エクスクルーシブデータは16進数を並べたもので、
F0で始まってF7で終わります。
下の写真は正常な例です。
F0の次に41という数字があるのがわかりますでしょうか。
excl_t.jpg
これをDP5で読み込むと下の写真になります。
excl_f.jpg
F0の次の41が全て消えてしまってます。
エクスクルーシブデータは、音源の音色やらエフェクトやらをコントロールするデータなのですが、
これでは全く役に立ちません。
同じMIDIデータでも、スタンダードMIDIファイルではなくDPのセッションファイルだと
問題なく読み込むことができます。
こういうわけで、スタンダードMIDIファイルでエクスクルーシブデータを使う人は
DP5を使うことはできなかったわけですが、
このバグが本日の5.11アップデータで修正されていました。
嬉しいというよりは、こんなバグは最初っから取っといてくれよって感じですが(笑)。

もう一つの致命的ではないけれど我慢できないバグは…、
MIDIグラフィックエディターウィンドウやイベントリストウィンドウで
ベロシティやデュレイションなどの数値を変更しようとしてその数値の場所をクリックすると
その右側の数値が選択されてしまうというものです。
この現象は画面に向かって左のほうが正常で、右に行くほどそのズレが大きくなります。
まぁそのズレを考慮しながら実際の場所よりも左側をクリックすれば
目的の数値が選択されるわけではありますが、
エディットするたびにいちいちそんなことやってられないわけでして、
これもかなり致命的に近いバグです。ちなみにこのバグは5.11でも直っていません。

というわけで、機能的には魅力的なDP5ではありますが、
残念ながら私はまだ使えるとは思えないわけです。
一刻も早く修正されることを願っております。
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XK-EVOLUTION心斎橋街角LIVE

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今年も行ってきました。
去年に引き続き二回目の、大阪は心斎橋のパルコ前での
河合代介さんのハモンドオルガンソロライブです。
去年の記事はこちらこちら
今年はレスリー122XB二台を使っていて、
去年以上にアーケードにオルガンの雄叫びがこだまして大迫力でした。
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14時からと15時半からの約30分のセット二回の演奏でしたが、
演奏が始まるとどんどん人だかりができ始めて、
前回同様に河合さんの楽しいトークと見事なパフォーマンスを
みんなたっぷりと楽しみました。
曲目ですが、前回はジャズとファンクが半々くらいだったと思いますが、
今年はジャズのほうが多かったように思います。
最近発売された河合さんのライブCDに収録されている曲も
何曲か聴くことができました。
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上の写真はXK-1とレスリー3300の組み合わせで演奏する河合さんです。
(右側手前の黒いスピーカーが3300です)
今年はXK-EVOLUTION+レスリー122XB×2とXK-1+レスリー3300の
2セットのオルガンが用意されていて、
河合さんは両方のオルガンを行き来しながら演奏されていました。
私はもうすぐ発売されるこのレスリー3300を目当てに行ったのですが、
今回の目玉は実はもう一つありました。
sinsaibasi2595.jpg
上の写真は試作モデルの20鍵ペダルボードです。
XPK-200と書かれてありますが、正式名称かどうかは聞き忘れました。
これはXK-1のセットのほうに組み合わされてまして、
1オクターブでは足らないけど2オクターブは大きすぎるという人にピッタリサイズです。
見た瞬間かなり欲しくなってしまいました。
最後に私もXK-1のほうのセットを少し試奏させていただきましたが、
鍵盤のスプリットとドローバーの設定さえ事前にきっちりメモリーに
セットしておけば、XK-1一台とXPK-200の組み合わせで十分ライブで
使えるのではと思いました。
もちろんスプリットすると使える鍵盤数が限られますが、
音的にはXK-3と比べて何ら遜色ないと感じました。
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どちらのオルガンに座っても全く同じ迫力で演奏される河合さんは
やっぱり凄いと思いました。
私は演奏中ずっと前から横から後ろからうろうろしながら聴かせていただきましたが、
一流プレーヤーの演奏をこれだけ間近で見られるライブは他に無いと思います。
いやぁ行って良かった。ものすごく勉強になりました。
今回河合さんのCDの即売も行われていましたが、
3300の上に積み上げられていたCDはファーストセット終了時にほぼ売れてしまって、
セカンドセット終了時には完売だったのではないでしょうか。
お買いあげの方にはもちろん河合さんがサインしてくださいましたよ。

明日9/25は京都のル・クラブ・ジャズで小野みどりさんと河合さんの
ツインB-3でライブがあります。お近くの方は是非どうぞ♪。
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新曲追加しました

作品集に「Make Believe !」という曲を追加しました。
今年に入ってからはなかなか時間が取れませんでしたので、
空いた時間に少しずつ少しずつ録音しては編集し、やっとできました。

この曲は、弦ありブラスセクションありの結構大編成のバンドをシミュレートしています。
構成パートの大部分はコンピュータで編集しながら作ってますが、
オルガンとギターとシンセリードだけは私が生で弾いたそのものを使ってます。
特にオルガンのAメロとアドリブソロの部分はXK-3をオールドレスリー122で鳴らして生録してます。
ただうちのレスリーは非常にノイジーで、後でイコライザーでノイズを除去するのにかなり苦労しました。
実はローターホーンを高速回転している部分に風切り音の大きなノイズがまだ残っているのですが、
これを取ろうとするとオルガンの音質が変わってしまうのでしかたなく残してます。
ヘッドフォンで聴いてみると、ババババ…と
まるでヘリコプターのような音が入っているのが分かると思います(^^;。
プロの人はいったいどうやってレスリーを録音しているのだろう??

この曲は元々ボーカルバンド用に歌モノとして作ったのですが(実際ライブでも演奏しました)、
どうもしっくりこなくて、それならばと今回インストモノとして作り直しました。
まだまだ手直ししたい部分はたくさんありますが、
きりがないのでこの辺で一旦完成ということにします♪。

QuickTime Playerを埋め込んでみました↓。
もしよろしければ聴いてみてくださいね。

「Make Believe !」
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LIVE AT BURGLAR

LIVE AT BURGLAR.jpg
注文していた河合代介さんの新譜LIVE AT BURGLARが届きました。
なんと言ってもライブ録音というのがいいですねぇ。
スタジオ録音と違って修正も編集もできませんからプレイヤーの実力が現れてきます。
今回はギターレスのドラムとのデュオですからなおさらオルガンの実力も要求されますし、
また素のオルガンサウンドを堪能することもできます。
また、地方在住者がなかなか行くことのできないBurglarの雰囲気も一緒に味わうこともできて嬉しい限りです。

収録されている曲は耳なじみのあるスタンダードが中心で、
河合さんならではのセンスの良いアレンジが加えられて
アーシーでスウィンギーな演奏に仕上げられています。
最初このCDを再生して音が小さいと感じられた方もいらっしゃるかもしれませんが、
これは恐らく河合さんの判断でコンプレッサーをあまりかけずにマスタリングされたのではないでしょうか。
最近のポピュラー系のCDはコンプレッサーで波形を潰して音量を稼ぐように作られるものが多いですが、
こうするとダイナミックレンジがなくなってしまってノッペラボウの音楽になってしまいます。
特にジャズやクラシックではこのダイナミックレンジを広く使った表現が非常に重要になってきますので
このアルバムのようなマスタリングが私は好きです。

ドラムのトミーキャンベルとのコンビネーションも抜群で、
お互いにリラックスして演奏する様子が伝わってきます。
日本にこういう素晴らしいオルガン奏者がいて積極的に活動されているというのは
実に喜ばしいことだと思います。
東京在住の方は頻繁にライブを聴けて羨ましいです。
私と同様地方在住のオルガンファンの方は是非ご一聴を。

ところで、このアルバムに関して二つの疑問があります。
まず一つ目は3曲目の曲名です。
アルバムには「Mack The Knife」とありますが、Mack The KnifeってMoritatとも呼ばれるあの曲ですよね?
♪ミ・ソ・ラ〜ラってやつ。
でも演奏されているのはこれとはメロディーもコード進行も違う別の曲なんです。
もしかして同名異曲があるのでしょうか?

もう一つはレスリーについてです。
クレジットには122を使用と書かれてますが、122ってfast、slowの2スピード仕様のはずなんです。
でも演奏を聴いているとfastだけの1スピードに聞こえるんですよね。
つまりslowの部分がなくて、高速回転していない部分は回転が止まっているように聞こえます。
さらに、fastでもローターのトップスピードが遅く感じられます。
(実際うちの122のfastはもっと速いです)
これはもしかして河合さんがお好みでそのように調整されているのでしょうか?
あるいはBurglarのオーナーのお好みで調整されているのでしょうか?

この二つの私の疑問をどなたか解決してくださいませ(笑)。
はもはものえりさんの記事にトラックバックします。
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パンポット

DTM関係の覚え書きです。

私はいつもMIDIデータはオーディオデータとして録音した後に
パンを振ったりしています。ところが最近MIDIデータのままパンを
振らないといけない事情が発生しまして、普通にコントローラーの
10番(パンポット)を入力してみました。ところが何故か音に反映されません。
最初は音源の故障かと思って別の音源で試したのですが、結果は同じ。
ではソフト側の問題かと思って別のパソコンから操作してみてもやはり同じ。
コントロールチェンジが効かないなんて事態はきっとネットのどこかに情報が
出ているだろうと思って探してみたのですが不思議と見つからず…。
みんな普通に使えてるのかな??…>コントロールナンバー10。

しかたがないのでエクスクルーシブメッセージを送ることにしました。
ただエクスクルーシブは16進数で記述しないといけないのでとても面倒です。
しかもローランド系はチェックサムという値を計算しないといけないのでもうめっちゃ面倒です。
で、とりあえずパート2〜9まで左から右へ8分割した定位だけ書きました。
きっとCC#10が効かなくて困っている人もいると思いますのでよろしければ参考にどうぞ。
ただし、ローランドのSC-88系用です。
パートごとに全て違いますので個別に並べます。
真左から中央を経由して真右まで9段階を順番に並べています。
これを送るとそのパートではその定位で音が鳴ります。
例えばパート2を左スピーカーのみから出すには
F0 41 10 42 12 40 12 1C 01 11 F7
と書きますが、値が変化するのは
F0 41 10 42 12[40 12 1C 01 11]F7
↑の[ ]内の5つの値だけですのでこの5つの値だけを書いてあります。
実際には上の[ ]内に代入して使ってください。
例えばパート2の2番目は40 12 1C 10 02ですから
F0 41 10 42 12 40 12 1C 10 02 F7
となります。以下同様です。パート3〜9は「続きを読む」へ。
なお、アルファベットのOは使ってません。0は全て数字のゼロです。

あと、CC#7のボリューム情報も反映されてませんねぇ。なんで???

「パート2」

左    40 12 1C 01 11
     40 12 1C 10 02
     40 12 1C 20 72
     40 12 1C 30 62
中央   40 12 1C 40 52
     40 12 1C 50 42
     40 12 1C 60 32
     40 12 1C 70 22
右    40 12 1C 7F 13
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Kick-Ass Brass!

KAB-3D.jpg
DTM関連の話題です。
最近話題になっているKick-Ass Brass!を買ってみました。
AMG社(車ではない(^^;)のソフトウェア音源です。
あちこちのテストリポートを読んでみるとたいてい褒めているのですが、
ざっと使ってみた感じではかなり作りが粗削りな感じがしました。
でも音的には今までのこの手の音源とは一線を画す出来栄えで、
うまく使えばかなり使える音源ではないでしょうか。
ユーザーデモ(特にジャズ系)があまり出てきていないようですので
4-4-5の13ピースビッグバンドフォーマットで
簡単なアレンジを作ってみました。
音はこちらです。
素のままの音が聞けるように音には何の処理もしていません。
リズムセクションもドラムとベースだけを追加しました。
録音方法は一つ一つのパートをリアルタイムで鍵盤で演奏して
できた13トラックをステレオにミックスしました。
ここからエフェクト処理を加えると結構使えそうだと思いませんか?
音源自体の作りに関してはまた後日追記します。
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EAST meets WEST

昨日12/11(日)に大阪のJAZZ ON TOPでオルガンライブ
EAST meets WESTがありましたので頑張って行ってきました。
店内で写真撮影可能かどうかわかりませんでしたので写真は撮らず、
今回は文章だけで報告いたします。

JAZZ ON TOPの場所は割と分かりやすかったです。
移転前のブルーノート大阪のすぐ先のファミリーマートの地下にあります。
出演者は、東京(EAST)代表オルガニストの河合代介さんと
大阪(WEST)代表オルガニストの小野みどりさんと
大阪のドラマー竹田達彦さんの三名でした。
使用楽器はB-3+122RVとXK EVOLUTION+122で楽器は全て生音。
二台のオルガンの調整も見事でとてもいいサウンドを聴くことができました。

19時45分頃スタート。
最初はツインオルガン+ドラムでOrgan Grinder Swing。
その後河合さんとドラムで三曲、小野さんとドラムで三曲と進み
最後はまた三人でEight Counts For Ritaで1st Set終了です。
4ビートありボサノバありと約一時間たっぷり楽しめる内容でした。
河合さん小野さん共にダイナミックレンジの広い演奏で、
レスリーを時にはそっと、時には吠えるように鳴らし、
そのスリリングな演奏にお客さんはみんな大満足な様子でした。
パワフルでもあり繊細でもある竹田さんのドラムは
オルガンとのコンビネーションも抜群で、
スティックが非常によく鳴っていたのが印象的でした。

日曜日だったので私はその日のうちに香川まで帰らないといけなくて
残念ながら1st Set終了と同時に新幹線に飛び乗りましたが
(それでも家に着いたのは終電ギリギリの深夜0時過ぎ)、
帰りながら、今頃2nd Setでさらに盛り上がってるんだろうな〜と
その後の様子を想像しながら瀬戸内海を渡りました。
どんな楽器もそうなのでしょうが、オルガンは特に
生で聴く演奏は素晴らしく楽しいです。
jimmy smithの曲になると自動的に顔がゆるんできて
嬉しそうに弾かれる河合さんの姿も生ならではです。
河合さん、本当にjimmy smithお好きなんですね♪。
また西のほうへ是非お越し下さいませ。

さて本日12/12(月)は同じメンバーで京都のle club jazz
EAST meets WESTが開催されます。
皆さま是非どうぞ。
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