新曲追加しました

作品集にRed Moonという新曲を追加しました。この曲は去年ジャズのブルース形式に則って作った曲で、演奏形態はオルガントリオをシミュレートしてます。ジャズで鍵盤楽器と言えばピアノかハモンドオルガンですが、オルガントリオとは通常オルガンとドラムとギターの三人での演奏を言います。ベーシストを入れる場合もありますが、たいていの場合オルガニストが左手でベースラインを弾くので、コード楽器であるギターを入れることが多いです。肝心のハモンドオルガンを私は持っていないので、今回はうちにある一段鍵盤のコルグのオルガンを使いました。
今回の録音方法ですが、コンピュータのシーケンスソフト上にオルガン右手、オルガン左手、ドラム、ギターの四つのトラックを用意して、最初にオルガン左手(ベース)を録音、次にドラム、そしてオルガン右手、最後にギターという順番に、先に録った音を聴きながら個別に録音していくわけです。ドラムはどう録るかですが、サンプリングされた一つ一つの太鼓やシンバルの音を入力用の鍵盤上に並べて、右手と左手の人差し指と中指、計四本の指で実際にドラムを叩くように鍵盤を叩いて演奏して録音するわけです。

ジャズの演奏形態は普通、最初に曲のテーマを演奏して、その曲のコード進行に沿ってアドリブ演奏をして、最後にまたテーマを演奏するという形をとられます。つまりジャズで言う作曲とは、このテーマの部分を作ることになるわけです。今回のRed Moonはブルース形式で作りました。ブルース形式とは12小節で1コーラスという形式で、コード進行もほぼ決まった形があります。このブルース形式の曲を演奏するときには、通常12小節のテーマを2回繰り返して24小節分のテーマとして最初と最後に演奏します。今回もその通りの形で演奏してます。

ライブなどで演奏する場合はもっともっと長く、盛り上がった演奏になるのですが、web上に公開する場合、なるべくファイルサイズを3メガ以下におさえたいので、3分以内の短い演奏にしてあります。一人三役のこの演奏、実際のジャズトリオの演奏に聞こえますでしょうか?オルガンはもともと鍵盤だからいいのですが、ドラムやギターを鍵盤上でそれらしく演奏するのは非常に難しいです。なかなか上手く弾けませんが、今回はこれぐらいで勘弁してください(^^;。
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