あなたと鳥と音楽と

XKシステムというのは
XK-3という一段鍵盤のオルガンを二段重ねにして（？）
ペダル鍵盤も付けて一体のオルガンにしようというもののようです。

似たような発想の製品があるにはあります。
関西のハモンドディーラー、ワイエスコーポレーションでは
一段鍵盤オルガンを二段重ねできるスタンドを
（リンクのアンカーが効かないようなのでスクロールして下のほうを見てくださいな）
販売しているようですが、これだと下段のキーボードのドローバーなどが
邪魔になって、上段のキーボードの位置が下段のキーボードに対して
ベストな位置から少し上、そして少し後ろにならざるを得ないのです。
それより何よりフルスケールペダル鍵盤が置けそうにありません。

XKシステムはどうかというと…、よくわかりません(^^;。
というのもサイトでの情報が少なくてなんとも…。
でも写真をよく見て製品仕様を読んでみると、
どうもXK-3を二台重ねているわけではないようです。
下段鍵盤は本体キャビネットと一体になっているようで、
しかもドローバー等、上部に付いている操作系は取り払われていて
電源ボタンのみが付いているようです。
そしてその上に乗っける上段鍵盤はXK-3そのもののようですが、
下段鍵盤の上部操作パネルが取り除かれているので
通常の二段鍵盤オルガンと同様の上下鍵盤の位置関係に
配置できるようになっているようです。

ハモンドからは、Porta B-3という分解可能な
B-3タイプのオルガンが発売されています。
XKシステムと比較してみると、
・鍵盤接点が１０列メカニカル接点である
・ドローバーが２セットある
・操作系がB-3と同じで操作しやすい
とPorta B-3のほうがいいに決まってるんですが、
XKシステムは、オルガンで一番重たい本体部分が
上下鍵盤に分けて運べるので、一人で分解、運搬、組み立てが
可能だろうという点と、おそらく値段がかなり安くなって
出てくるのでは（予想）という点が選ぶ理由になりそうです。

さてはたしてこのXKシステムは日本でも発売されるでしょうか。
お値段に大きく期待しながら待ってみましょう♪